personal_taskの日記

個人のタスク管理の効率化を目指しています

タスクの優先順位 その2

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前回は期日だけで優先度を決めました。

ですが、期日だけではなかなか判断できない場合もあります。

そんな時は

アイゼンハワーマトリクス(緊急度と重要度)

を使って優先順位を判断しましょう。

 

  1. 緊急かつ重要
  2. 緊急だが重要ではない
  3. 緊急ではないが重要
  4. 緊急でも重要でもない

 

下の図のようにサブタスクで期限が近いものが
アイゼンハワーマトリクスの分類では
「1.緊急かつ重要」となります。


では
「4.緊急でも重要でもない」はこのエクセルシートではどのような表記になるかというと
①シングルタスクで期日を持っていないもの
②シングルタスクで期限まで余裕あるタスク
となります。

週間カレンダーではこのようになります

(ちなみに期限切れは黄色で①と同じく今日の下に表示されます)

※期日がないものも定期的に見直し、実行可能な日に時間を確保して実行します

※シングルタスクでなかなか実行できないものはプロジェクト化すると進む場合もあります。

 


タスクに押しつぶされないコツは
「3.緊急ではないが需要」
を先取りしてやっていく事!と言われています。

週間カレンダー上では

サブタスクで未来に日にちにあるもの

になります。


これを実行するためには
サブタスク(マイルストーンや実行用タスク)を
週間カレンダーで今日や明日の実行可能な時間に配置し、

タスクの先取りを実践しましょう

なお、思い通りにタスクの先取りを行えない場合は
・見積もり時間を長くする or 余裕時間を持たせる
・集中できる環境を用意する

などの工夫も必要となります。

 

このツールは皆さんの集中時間を確保する手助けになるはずです。

後はやるだけです。

頑張りましょう!

タスクの優先順位 その1

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はじめに

タスクの優先順位づけは

ケースバイケースのため、とても悩ましいものです。

 

まずは

沢山のタスクに囲まれている場合

を考えてみましょう。

 

こんな時は、タスクの優先順位を単純に「締切」に切り替えて、
今日の前後3日の整理・実行に専念しましょう。

これがツールを使ったタスク管理の優先順位づけの第一歩です。

ここで、空き時間を作り出せないようであれば
単純にタスクが多すぎです。
(タスク多すぎへの対応は別の回へ)

 

タスクの優先順位に迷った場合は

まずは期限を軸にタスクを淡々とこなす事をオススメします。

 

では

期限を守るため

にはどのようしたらよいでしょう。

 

社会人であれば依頼されたタスクの期限は守るもの。
このためには日頃からの予防策が大事です。
そのための工夫が、
サブタスク作成&期限設定です。

ちなみにこのエクセルシートでは用語を下記の様に定義します。

 

  • プロジェクト化 → サブタスクを作成する事。あくまで個人のタスク管理用のプロジェクトです。
  • メインタスク → プロジェクト化したタスクの全体の名称と期間を持つタスク
  • サブタスク → メインタスクから分かれたタスク。WBSのような分類にしばられるれる必要はありません。必要とあればいくらでも分解してください。
  • シングルタスク → プロジェクトにしていないタスク
  • イベント → ただ参加すればよい会議など(シングルタスクに包含されます)
  • シングルタスクの強制 → プロジェクト化したタスクを週間カレンダー上でタイムボクシングして、一つのタスクに集中して取り組む事

 

優先順を締切をとした場合は、

各メインタスクの期限を意識しながら、

それぞれのサブタスクについて、日や時間の順番を組み合えながら

タスクを実行していきます。

具体的には、週間カレンダーに配置し、実行することになりますが、

 

私のスタイルは
<簡単なタスクが多い場合>
期限が近いタスク → 前倒しで今日に配置 → 実行

日付がないタスク → 今日実行可能なものがあれば、下から上にあげて → 実行

いずれの場合も、タスクが完了した場合は、状態の列で「完了」を選択してください。

(キーボードショートカット: Alt+↓ その後↓キーを押してEnter)

※このあたりはマニュアルの「(2)タスクの整理例②」を参考にしてください

 

タスクが完了した場合は「状態(タスク名から右へ2つ目のセル)」を完了にします。

そうすると、週間カレンダー上から消えます。

①時間通り進んでいる場合 → これでOK

 

 

②時間の余裕がある場合は、次に予定していたタスクを繰り上げます。

現在の時間帯にまだ時間の余裕があれば消えた場所に別持ってきて実行→完了。

<難しいタスク>
午前中に集中して実行。
処理時間が予想を上回る場合は日単位のリスケをしながら実行していきます。
※真のタイムボクシングは設定時間が来たら、一旦そのタスクを終了、簡単に振り返りを行い、次のタスクに進む、らしいです。これがなかなか難しい汗

<やったことがないタスク>
○ゴールを確認
マイルストーンを設定
○中途の確認を依頼
○バッファー時間を設定
つまり、依頼主やリーダーにしっかり確認を取りながらサブタスクとその期限設定を行っていきます。また、途中にマイルストーンを設定し、自分のプロジェクトの進捗管理を行い、必要なら相談のうえリスケをします。

いずれの作業もタスク全体の俯瞰との組み合わせが重要になります。

(俯瞰は月間カレンダー(ガントチャート)の方が適しています)

 

これによって、
・自分好みのタスクばっかりやって時間を使い切ってしまう
・いつの間にか期限が来ていた
を解消できるハズです。

このエクセルファイルの基本は、
複数のプロジェクトがそれぞれ期限を持ったサブタスクを持ち、日ごとにタイムボクシングで順番付けを行うことです。

この1日の中でタスクを行う順番は試行錯誤で自分がやりやすい方法を見つけてください。この試行錯誤こそ重要です。このエクセルシートは試行錯誤しやすいようにできてますので、恐れず、柔軟にタスクを入れ替えて試してください。

「2ヶ月」と「2週間」と3日

 

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またしても気づかないうちに

期限が目前に迫ってしまいました。

 

今度は月初めの期限や週初めの期限です。

月末に頑張ってタスクをこなして、スッキリ!
と思っていたら翌月になって、
「え!もう締切!?」
ってなったことはありませんか?

これはカレンダーのバグだと思います。
(単に私のワーキングメモリが少ないだけですが・・・(苦笑))

そこで、このエクセルシートのカレンダーは
月間カレンダー → 2か月
週間カレンダー → 2週間
となっています。

翌月、翌週に連続性を持たせるためです。
なお、カレンダーの切り替えのタイミングは次の通りです。

 

<月間カレンダー>
自動では変わりません。
私の使い方は該当月の初旬から中旬くらいまでは
「前月」のカレンダーで、
中旬以降は「当月」のカレンダーで作業をしています。


<週間カレンダー>
自動で切り替わります。
月曜のみ前の週を表示します。
(火曜日以降から翌週が表示されます)
隠し機能として、特定週を表示させることができます
自動に戻すときは日付を削除してください。

 

ここまでが、ツールを使ったワーキングメモリの疑似拡張でした。

 

ちなみに2ヶ月、2週間は一覧性がキモだと思っています。

このため、スマホの狭い画面には向きません。

表示の一覧性の良さは、やはりPCにかなうものはないと思います。

 



今日前後三日間のコントロールが自分時間を取り戻す

次はまだ実装していない概念です。
それが3日です



仕事の先取りを考える場合は、2週間の見通しが必要ですが、
タスク管理初心者は、
まずは今日とその前後3日間のタスクをサブタスクの積み上げにし、

(これを「シングルタスクの強制 (私の造語です)」と言います)

時間をコントロールできるようになりましょう。

 

こうすることで時間を自分に取り戻し、自己効能感が高まります。
(ちなみに実装したい内容は今日前後三日意外をグレーアウトさせて、三日間を強調表示させる、っていう内容です)

次回はタスクの優先度についてです。

タスク細分化のひな型(テンプレート)

 

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タスクを細分化する
と一言で言っても、慣れないうちは難しいですよね。

一番の近道は
わかっている人に段取りを教えてもらう、もしくは
既にチームでタスク実行の実績があれば、書類やデータを確認する
のがよいでしょう。

でも、初めてのものや聞く相手がいない場合などは
汎用の細分化のテンプレートを活用しましょう。

例としては
①概要の確認(俯瞰)
②50%到達点
③80%到達点
④依頼者への事前確認
といったところでしょうか。
これらサブタスクに大体の日程を入力しておくことが抜け・モレの防止になります。
また、慣れて来たら、そのタスクに合わせたマイルストーンやステップ
(例:○○のための△△を作成する など)
にサブタスクの名称を変更しましょう。
(テンプレートはシート「リスト」で2つまで指定できます。現時点では列数に制限は設けていません。テンプレートを作成した方がいれば、共有していただければ嬉しいです)

※このテンプレートを挿入できるのは、現時点では

1. プロジェクト名を入力済み

2. サブプロジェクトをまだ追加していない

場合に限定しています。

 

これがテンプレートA

 

こちららがテンプレートB

 

どちらも開始日終了日は改めて入力してください。

このエクセルのモットーは、
状況に応じて柔軟にタスクを細分化し、リスケする、です。

ひるまず、おそれず、
不正確でよいのでまずはサブタスクを入力してみましょう。

最後に、タスク実行にあたっての鉄則についてご紹介します。
1) 手戻りを防ぐため、依頼者とタスクのゴールと期限を共有する
2) 最速で進めるため、まずはタスク全体を俯瞰する
3) やり方を独自に編みださないコト!

特に、すでにある手法や流れは何らかの意味があります。

独自のやり方を実行するのは、現在のやり方を習得してからでも遅くはありません。

 

これら1)~3)は上記の「①概要の確認(俯瞰)」に相当します。
このような事前の準備が結果的にタスクの速さや仕上がりに影響しますので、しっかりと準備をしましょう。

タスクの細分化について

 

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このエクセルファイルでは

細分化したタスクを

「サブタスク」

プロジェクトとしたタスクを

「メインタスク」

と呼称します。

(詳細はマニュアルを参照してください)

 

タスクの名称付けには鉄則があります


それは

「⚪︎⚪︎を◻︎◻︎する」
とすることです。


こうすることで、週間カレンダーでの整理がやりやすくなります。

ぜひこの鉄則に従って名称を付けてください。

なお、どこまでサブタスクにするかは、
一人ひとり基準が異なって良いです。
アドバイスとしては、
<気がすすまない仕事>
<はじめてやる仕事>
<途中で報告が必要な仕事>
このような仕事の場合は、ぜひサブタスクを作成してください。


サブタスクの作成(タスクの細分化)にはもう一つのメリットがあります。
それはマルチタスクの解消です。

多くのタスクが目の前にあると、
これを同時進行させようと
脳のメモリーとクロックが処理能力の上限に張り付いてしまいます。
いわゆる、気が散ってしまい、どれも進まない状態です。

これを解消するためには

頭の中のタスクをInBoxにいったん追い出す

ガントチャートで実行可能な段階までタスクを細分化する

③週間カレンダー上で今日、今やれるようにタスクを整理し、時間を確保する

この流れが一番効果があります。

 

まずは騙されたと思って、一度チャレンジしてみてください。

③の段階で、これまでマルチタスクをやっていた際の、焦りや思考の停止、頭の中でタスクの頻繁な切り替えが起こることによる思考の遅れがかなり解消されるはずです。

これをシングルタスクの強制と呼んでいます。


ちなみに目の前あふれたタスクを「頭の中」や「カレンダー」で整理できる人、

実際にいるんですよねぇ・・・(うらやましい)

このような人をタスク管理能力が高い人、と私は定義してます。

なおシングルタスク強制の極意は上記の整理と
3日間だと思っています。
この3日についてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

次回はサブタスクのテンプレートです。

タスクの細分化が大事!パーキンソンの法則と学生症候群について

 

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気が付いたら締切が明日だった!
って事ありませんか?

こんなポカをするのは私だけかもしれませんが、
タスク管理において、
迫ってくる締切にどう対応するか?
は大命題です。

締切関係でよく言われる法則に
パーキンソンの法則
②学生症候群
があります。

それぞれ、締切が遠くにあると、
①締切より前に終わらせられない(仕事の膨張)
②その締切ぎりぎりまで仕事を始めない(取り掛かりの遅れ)
という法則です。

①への対策
 →マイルストーン(途中の目標)を設定する※
 →バッファー(日 or 時間)を設ける

②への対策
 →スタート時点でアウトラインをつかむ
 →タスクの細分化※
 →スタートダッシュを決める(60-80%までをいつまでやるか)

①、②への対策に共通するのが※タスクの細分化です
(①のマイルストーンもタスクの細分化の一種です。)

タスクの細分化やマイルストーンを設定することで、
タスクのやり忘れを防ぎ、さらには前倒しにチャレンジしてみましょう。

ただし、このエクセルシートを使っても、
残念ながら自動的にタスクの細分化はできません。
この部分は手動で行います。
(半自動?のようなテンプレートを使う事もできます。それは次回以降に・・・)

 

このエクセルシートでは細分化したタスクを「サブタスク」と呼称しています。
まずはこのサブタスクをどうやって作るかが、第1の課題になります。
わからない場合、素直に周囲に相談しましょう。

 

<新入社員の場合>

どのようなステップでやればよいか、指示を受けた上司や先輩に聞いてみましょう


<はじめてやる仕事>

これまでの経験をあてはめます。当てはまる場合はOK。当てはまらない場合は、類似事例を探したり、周囲に相談したりしましょう。

 

<過去に失敗した仕事>

失敗したことがあるタスクは、振り返りにより原因を特定し、対応するサブタスクを追加します。


このエクセルシートではサブタスクを作りやすくしたつもり・・・
です。
恐れずにサブタスクを追加したり、削除したり、修正したりして、自由に試行錯誤してください。

「個人のタスク管理.xlsm」の使い方(概要)

 

個人向けののタスク管理のエクセルマクロファイルを作成しました。

 

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今回はこのエクセルの使い方の概要となります。

 

流れとしては


①タスクをInBox(月間カレンダー)に入力
 ↓
②入力したタスクの細分化と期日管理
 ↓
③週間カレンダーに変換
 ↓
④週間カレンダーで今日とその前後のタスクを俯瞰
 ↓
⑤(朝イチ)今日実行できるように整理
 ↓
⑥実行
 ↓
⑦(帰宅前)明日の予定を整理

これが、おおまかな流れになります。


現在のオンラインでのプロジェクト管理の主流は

ガントチャート + α 

この組み合わせが多いのではないでしょうか。

これに対して、このエクセルファイルは

月間カレンダー(ガントチャート) + 週間スケジュール

これを組み合わせて、

「個人が今日やること」の整理に特化した!
というのが特徴です。


月間カレンダー(ガントチャート)=タスクを放り込んで整理・細分化・期日を管理
↓↑
(相互変換)※
↓↑
週間カレンダー=直近2-3日の予定を見て、今日の予定を立案・時間確保・実行

ガントチャートに慣れている方にとっては、

なぜ週間カレンダーに変換するの?

と疑問に思われるかもしれませんが、

ぜひマニュアルを参照して、相互変換と

今日を軸としたタイムマネジメントにチャレンジしてみてください。


この週間カレンダーによって、タスク管理をもう一段深掘りし、

皆さんのタスクが実行できる状態に整理されることを願っています。


また、この週間カレンダー部分については
マニュアルにも記述してある「タイムボクシング(タスクバッチング)」に加え、
マニャーナの法則
を実践する場としても使えるかも?
と考えています。

 

私は、マニャーナの法則は試したことがないので、

もしこのエクセルファイルで実践した方がいらしたら、ご報告いただければ嬉しいです。

 

ファイルのダウンロードはこちら

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こっちが入力例付き

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これがマニュアル

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